住宅電気設備の急速な変化

最近、住宅に入りこみ、一般化しつつある設備として、
・LED照明
・センサー
・太陽光発電
・蓄電池
・IHクッキングヒーター
・調光スイッチ
・電気自動車
・24時間換気
・Wi-Fi(無線LAN)
・インターネットTV
・スマート家電
・ロボット掃除機
など、まだまだありますが、さらっと思いつくだけでもこれだけあります。
建築設備機器だけでなく、家電などの周辺アイテムも含まれていますが、住宅を設計する際に密接に関係してきます。
どれも便利なものですが、その分導入コストやランニングコストがかかったり、実は使い勝手に慣れが必要で、「昔ながらのもののほうが良かったなぁ・・・」なんてこともあります。
導入する際にしっかりとした説明と、設計をしておかないと、あとでこんなはずじゃなかったとなりがちです。
例えば、だんだん普及しつつある蓄電池は、あればもちろん安心ですが、まだまだかなり高価な設備です。
センサー(照明器具の人感センサー等)も便利ですが、一般的な壁付けのスイッチに比べると、早い段階で反応が悪くなったり故障したりする可能性があります。
要するにメリットとデメリットがあるということです。
ここからは私個人としての考えですが、
しっかりとメリットとデメリットの説明を受けたうえで、予算的に許せば、デメリットを許容しつつ新しい技術の導入にトライしていくのは良いことだと思います。
新しい技術はおそらく思った以上に割高です。
意外と早い段階で壊れたり、技術的に発展途上ですぐに新しいものが出たりします。
場合によっては直す必要があるかもしれません。
でもそれ以上に思いがけず便利だったり、体と頭を新技術に慣れさせることで時短を生むかもしれません。
「スケルトン・インフィル」という考え方があります。
スケルトンは構造体や間取り、断熱システムなど後で変えれない部分、インフィルはインテリアや設備機器、家具など比較的後で改修が可能な部分です。
スケルトンにしっかりと知恵とお金を投じて、後悔が無いように作り、インフィル部分は、時代に合わせて更新しながら、ちょっとした余裕があれば、少し、チャレンジしても良いかもしれませんね。
(2021年2月28日ブログより抜粋・編集)